アニメ、マンガの描き方、書き方,のソフトウェアの紹介,評価,安売り価格

背景がいまいちと思ったら是非！　評価：

私のイラストは，人物やメカはそれなりなんですがどうも背景がいまいちで，何とかしたい一心で購入しました．さっそく解説に沿って３枚書いてみたのですが，結果として大正解でした．全体としてもともと私に写真の知識があったのもありますが，とても理解しやすく解説されています．写真の知識がない方に対しても，まず写真の見え方，ロジックのうち，このようなイラスト背景を書く技術に有効な項目を丁寧に説明するところから書かれていますので，ぼんやりとでもこの部分を理解しつつ書いていくと効果は現れるような気がします．なお，SAIとPhotoshopのオペレーションの両方を書いてあるかと思ったら，SAIで描画の基本の部分をやってから仕上げをPhotoshopでやるという方法でした．確かにそれが一番やりやすいような気がします．両方持っていない人からすると少し贅沢な感じがするかもしれませんが．また，作者が実際使用しているブラシの解説や，画面外に消失点がある場合の書き方，木目の書き方，人物を背景になじませるための色選びのコツなど，かゆいところに手が届くポイントが各所にちりばめられています．これらは目からうろこで，実際やってみると今までの自分のイラストがぐっと良くなりました．ちなみに，背景の種類については幅広く書かれているのですがあいにく街中の風景や，大き目の花や葉っぱの書かれた背景は含まれていないので，そのような背景を期待している方は期待外れに思うかもしれません．それでも実のところ私は表紙の青い空があまりにも魅力的に感じられ，それを解説に沿ってパレットデータも利用しつつそのままやってみたら，もう自分が書いたとは思えない素晴らしい夏の空の絵が描けました．自分で自分をほめてあげたい！という感覚でさっそく壁紙にして日々眺めては悦に入っております．ほかのパターンについても徐々に習得していきたいと思います．背景に自信のない方にはお勧めです．是非！

初心者に人体デッサンをゴリ押ししない姿勢がステキ　評価：

ネット上では、「まずはデッサン！デッサン！」とか「デッサンができてないとマンガ絵は描けないぞ！」とかそういうアドバイスをよく見るけど・・・・・・。
リアル人体じゃなくマンガ描きたい人間は人体デッサンばかり薦められるとウンザリするんですよね・・・・・・。
そりゃデッサンもゆくゆくは大切になるかもしれないけど！まずマンガ絵描くことから始めたっていいじゃん！と思うんです。
だからこういう、「いったんデッサンは横においておいて、まずはマンガ絵を楽しく描こうよ！」という姿勢の本は好きです。
それも「ひたすら模写だ！」とか「とりあえず数をこなそう！」とかいう根性論じゃなく「マルと十字線を使ってアタリを描いてみよう！ほらこれだけでこんなに違う！」とひとつずつ丁寧にコツを解説してくれてるところが好感度高いです。

世の中のすぐれたものやことは、たいていラクガキから生まれてるんじゃないかしら。　評価：

好きとか、良いとか、読みやすいとか、かわいいとか、きれいとか、よくまとまっているとか、そんな表面的な賛辞では、この本のすごさは伝わらないかもしれないです。
人生観が変わる、本。
もしくは、自分の歩んできた人生をちょっとふがいなく思ってしまうような本。
思いつく→形にする→伝えるといったビジネスリテラシーのすべてがつまっているんじゃないかと思っているのですが、やっぱり、この人は、天才だとも思うわけで、マネしようと思う必要などはないな、、、うん、マネはやめた。

画期的絵の描き方教科書　評価：

寄藤さんの広告は以前からユニークな切り口で、注目していましたが、あのイラストがどうやって描いているのかという発想の源から、実際のテクニック、エクササイズまで盛り込んであって、なおかつ読み物としても面白く構成されているところがすごいです。
しかも、合間合間にデッサンの基本的な技術を盛り込みながら、お勉強っぽくならない内容はすばらしいです。