認証の本、入門書、技術書、専門書の紹介,評価,安売り価格

贅沢な読書　評価：

指紋の話なんてそんなに面白くないだろうと高をくくって読み始めたが、案に相違してとても面白かった。
冒頭から語られているのは何と幽霊（！）の指紋の話だし、そこから話題はじつに多岐にわたり、指紋のみならず、ひろく人物同定の技術史が辿られてゆく。
文章は端正でよみやすく、まるで推理小説のようなドラマティックなエピソードも豊富に紹介されているため、終章まで、いささかも飽きることなく、読書開始からわずか数時間でたどりつけてしまう。

身元確認を巡る数奇な歴史、そして近未来物語へ？　評価：

指紋は一人一人全て異なっていて、同じものというのは存在しないらしい。
よって、それは犯罪捜査における犯人の同定に大いに有用な材料となる。
これはもはや、子どもから大人まで誰もが知っている事柄であろう。
あまりに普及した知識ゆえ、最近の推理小説や映画・TVドラマで、指紋が重大な犯罪証明の鍵になるような作品は、もはやほとんどないほどだ。

ここまで本格的に網羅した本はないだろう　評価：

ほかの本と比べて詳しく書かれており、理事会の運営の仕方によって定款の文言をどう選ぶべきかなど詳細に具体例が出ているので、非常に参考になった。
また記載例がほかのどの本よりも豊富にあったので、最初にこの本を買えばよかったと思う。
もっと宣伝してほしかった。

認証システムがすべてわかる本　評価：

Webを使っていると必ず「認証」なる単語がでてきます。
セキュリティには認証がつき物ですが、結局のところ「山」「川」といった合言葉なんですね。
本書は認証とはから始まり、最新の公開鍵についてまで詳しく解説してあります。
本文の内容も最高です。
また、付録にある参考文献も研究者や情報関係の学生には大変貴重でしょう。
さらに、なんといっても母国語で読めることがいい。
認証に関する教科書としては最新でかつ最高の本ではないでしょうか。
お勧めの一冊です。